当院について

病院理念・基本方針・患者様の権利

【病院理念】

良質の医療と介護に努め、地域社会の健康と福祉に貢献する。

【基本方針】

  • ①人格を尊重し、あたたかみのある医療。
  • ②安心で安全な医療と介護の提供。
  • ③他の医療機関、福祉施設とともに、地域医療を支える。
  • ④清潔で快適な医療環境。
  • ⑤職員の働きがいのある病院と自己研鑽。

【患者様の権利】

  • ①公平で最善の医療を受けることができます。
  • ②充分な説明と助言を受けた上で、自ら治療を選択、決定することができます。
  • ③個人のプライバシーを守られる権利があります。

理事長・院長メッセージ

院長あいさつ

医療法人若宮会 菊池病院

院長 安部 俊昭

外来診療から在宅療養まで
まずはお気軽にご相談ください

菊池病院は1962年、整形外科医の菊池英が「菊池整形外科」として開業しました。高度成長期のさなか、交通インフラの整備が追い付かず、若者の交通事故が多発する時代でした。整形外科単科だった当院は、一般外来者数が連日200名を超える状況で、手術に追われる一方、24時間体制で救急患者を受け入れていました。
その後、疾病構造の変化に加えて、地或医療のニーズに応えるため、2005年以降は療養病床を少しずつ増床しながら一般病床から療養病床へと転換を図り、現在は全床医療療養型病床(111床)に至っています。
全床医療療養型病床では、在宅で暮らすことが困難で日常的な医療ケアが必要な、比較的病状の安定した、慢性期の患者様を受け入れています。基本理念「良質の医療と介護に努め、地域社会の健康と福祉に貢献する」を常に忘れることなく、職員一同、患者様に寄り添う看護・介護を提供できるよう努めています。
外来診療に関しては、内科、消化器内科、整形外科、泌尿器科、皮膚科を標榜し、それぞれの分野における専門性を持つ医師も在籍しています。
病気は早期発見、早期治療が最も大切です。ご自身やご家族の日常生活において、身体の不調、異変に気付かれたときは、どんな些細な事でも結構ですので、まずは当院の医師にご相談ください。また、在宅療養の方、または在宅療養で症状が悪化された方で、入院を希望される方は、お気軽にご連絡ください。

沿革

  • 1962年1月

    菊池整形外科 13床開設

  • 1968年5月

    菊池病院 20床

  • 1986年4月

    医療法人若宮会 菊池病院開設

  • 2000年1月

    療養型病床群 90床

  • 2005年1月

    療養型病棟 106床(介護保険適用60床、医療保険適用46床)

  • 2010年4月

    医療保険適用 106床

  • 2015年4月

    医療保険適用 111床

〜地域に根ざして半世紀〜

祖父の先代が築いた地域医療を次代へ

1987年9月、マレーシアのケランタン州農業大臣と農業研修生が来院。後列左から2人目が創業者の菊池英。

開業医の祖父、医師の母のもとに生まれた私は、ドア一枚隔てた向こう側が診療の現場という環境で育ちました。祖父と母はどんなときも、患者さんが来れば白衣に着替えて飛び出していきましたが、私にとってそれは当たり前の日常でした。診察時間外でも深夜でも、常に患者さんに笑顔で寄り添う祖父はまさに「医の心」を持つ人でした。また、祖母の敬子は祖父と母の医師業務を陰で支えていました。救急に休みなどなく、家族旅行は片手で数えるほどでしたが、母の命が残り短いと分かった10数年前の夏だけは、毎週のように家族旅行に出かけた思い出が、温かい灯火として心を照らし続けています。
半世紀以上にわたり当院は、一貫して地域の皆様に信頼される医療機関となるべく、日々精進しています。そして地域の急性期病院の後方支援、地域医療を支える病院としての役割を果たすため、病院連携・病診連携をさらに深めていく考えです。
当院と長いおつきあいの業者の方からは「整形外科時代に菊池先生にお世話になった」「地域に菊池病院があって助かった」など貴重なエピソードを伺うこともあり、そんなときは「この病院を守ってきて良かった」と胸が熱くなります。これからも祖父母や母のあたたかい眼差しを受け継ぎながら、スタッフ一同、地域の皆様の期待に応えられる医療活動を目指して研鑽を積み重ねていきますので、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

理事 菊池 洋子

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